肩の力をそっと抜いて・・

肩で風を切って歩く!などという言葉もありますが、洋服の場合に肩とはなんともサイズの見た目が左右される箇所でもあります。

男性、女性問わず、ジャケットなどでも肩幅が大きいとなんとなく着られた感じが出やすく、その場合に肩パッドなど入っていれば尚更、肩への視線は集中しやすい。何よりも自身が気になってしまうとまた、着ない理由にもつながるところ。(もちろんパッドありのほうがいいアイテムも存在します)

この数年あえて肩を強調したデザインもあり、そのデザイン性を楽しめればOKともいえるのでしょうが、骨格とのバランスによっても強調したことがよいほうに出る場合と、残念ながら着こなしにくい・・ということもありえます。このジャケットもあえて肩を吊がね型にしっかり上昇しておりましたが、若干碇型の肩を持つ人が着ると、なんとも強そうな肩になりすぎる・・少し肩の力を抜くべく?しっかりと肩をあげているパッド様を取り外すことにしました。

え、肩パッドが入っていたのは昔なのでは!?というわけでもなく最近やっと日本上陸のこちらのイザベルマランのものでも、しっかりとしたソレが入っておりました。時にシルエットとして薄いものが入っていたほうが綺麗な場面もあるのですが、今回はあえて無くしてみたほうが着易い?

と確実にそのほうが着る機会が増えるに違いないと、フラットな肩にして少し肩幅も小さくしてもらい、気負わずに、軽く羽織れるジャケットに変身させてもらいました。

おお、想像より厚い!

意外と分厚いこんなパットさんが出てきました。

デザインの大幅な変更は時としてシルエットを見間違えれば、NO!なのでしょうが、はじめの段階からその部分が気になってしまっている場合には、ご本人の意思を尊重してそしてデザイナーの意図も壊さないで、その人なりに着こなせるようにする。それによって、BeforeよりもっとAfterが、着こなしやすく愛情がもてれば、結果よし。

このシルエットを見間違えないというのがお直しの最大のポイントではないかとも思います。

これが見れたら誰も失敗しないのでは?と思うところでもありますが・・

この場合の見間違えないように!のためにレギュイドールではお一人お一人のシルエットを丁寧に拝見してお直しサポートいたします。これはレギュイドールの特権?ともいえるサービスでもあります。自己判断で丈をカットし、形を変えてかえってやらなきゃよかった、というのではもったいない。

よく以前に直したものの着ていない、失敗してしまった、なんだかよくなっていないとかそんな事もお聞きする場面も多く、確かに自分で自分のシルエットを全体的に見るって本当には大変なことですよね。

ほんの少しの調整が格段に、そのアイテムを着易くするということを、

また今回も確信しながら

やっぱり(この場合のパッド)無くしてよかった。

分厚いパットちゃんさようなら!こちらのほうがかる~く風をきれる感じです。

肩に力を入れているとなんだかスムーズに行かないことも多いけれど、力みを

とったらなんだか快適です。それって、洋服に限らず?笑。

 

 

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