とっておきの一枚、大切な日のためのドレスオーダー☆和洋折衷

 

日々沢山のご依頼をいただきまして心より感謝申し上げます。

冬が過ぎて春が来たなら、少しはゆとりが出来るのでは?等と思いながら追われて過ごしながら気がつけば、既に2015年も折り返し地点ともいえる6月を迎えました。新緑の真新しいぴちぴちの緑をふんだんに感じながら5月、例年よりも暑い!1ヶ月だったように思いますが

店頭もかなりご依頼も殺到して、熱い 依頼も多数ございました。

5月はやはりアウター依頼は続きましたが、期限のある緊急オーダーの依頼なども幾つも重なりまして、通常業務と加えながら材料を探しに行ったり、職人、お客様との打ち合わせとを繰り返す日々でした。加えて季節がら増えるウエディングのご依頼も続きました。

 

ひとつはいつもご依頼してくださるお客様からの緊急依頼でしたが、今回は壇上でのご利用ということで少し落ち着いたイメージと華やかさとを同時に必要とするスーツ!というご依頼でしたのでその日だけの着用というのでは少し勿体無いように思いましたので、その後いろいろとコーディネートを変えて楽しんでいただけるようなイメージでレースジャケット&シルクワンピースのセットアップスーツの提案をさせて頂きました。

色白の肌に映えるような ロイヤルブルーを選んでみましたが思いがけず

想像以上に暑い5月にはより効果的な涼やかさも演出できたようでぎりぎりの完成とはいえ間に合いましてほっと致しました。当職人たちもほぼ1年中が繁忙期?ともいえるような状態となり、フル回転ですが、さすが熟練!ここぞのときには集中して期日までに頑張りました!

 

どの職人も通常依頼をこなしながらの対応となりますので、けして余るほどの時間を持たずに、其々の期日にあわせて動くわけですが、同時に依頼があった熱い依頼とは『留袖ドレス』のご依頼。

当店のメニューにはママレトロというオリジナルのメニューがございますが、今回はそのご依頼といえるでしょうか。

 

お母様とお嬢様の2着分のドレスをどうしても5月中に!というご依頼内容でしたが、こちらの留袖はお持ちくださったのは御祖母様の思い出の黒留袖ということで、40年前のものとのこと。

以前にもやはり40年前のお母様の着た晴れ着で着物ドレスを創らせていただきましたが、とても好評で、依頼主のお客様はフランス在住ということもあり、300人規模の夜のパーティの中でも『あなたのドレスが一番素敵よ』と囲まれて賞賛されたのだということでした(とっても嬉しい) やはり日本人は着物が似合う!は間違いない?

 

今回2着はカラフルな華やかな模様のほうはお嬢様のドレスへ。

身長も高いお嬢様の場合にはそのすらりとした印象をより美しく見せるようにデコラティブなデザインはやめて本来の着物の良さと流れるシルエットがでることを優先させてシンプルなクルーネックのロングドレスのイメージで進行いたしました。

ロングの際に長いスリットを入れるのはとっても美しくて歩くときにチラッとみえる足も少しセクシーでよいかな?と少々長めのスリットを入れて。

 

 

 

母様のほうは気になる部位のご相談もありましたのでウエストや腕など女性らしくスッキリとメリハリが出るようにウエストを絞ったデザインにて進行いたしました。やはりこちらも結婚式当日のみの使用だけでなく、様々な席でもお使いいただけるようなイメージで進行。

 

とにかく時間が限られましたが仮縫いを済ませて無事に完成したのはこちらの2着!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『服』(今回は着物でしたが)を通して思い出を大切に繋ぎバトンタッチすることが出来ました。

どなた様にも大切なものがあるのでは?と思いますが、世代を超えてまた愛用していくことでこの服のストーリーは続いていきます。箪笥の中で大切にこのときを待っていたかのように娘と孫のために姿を変えて活躍する黒留袖、これからまた新しい物語が始まりますように。

誰かが大切にしていたものをどうにか再生したり、気にいる形にアレンジすることが出来たら

もっと大切に使い続けることもでき、服にとっても残した人にとっても愛用する方にとっても幸せだろうなと思って創りましたママレトロというメニューですが、様々なアイテムでこちらのご依頼は多数頂きます。

その都度、大切な思い出のお話もお聞きするせいもあって、尚それが新たな形になる瞬間は思わず私も感動してしまいます。

今週末にお二人でこのドレスを纏う瞬間、きっとその親族の方々もまたそれを見てお喜びになられるんだろうな~。

こちらは5月のほんの一こまでしたが、当店で対面するアイテムにはこのように大切な思いや物語を含むアイテムは少なくないので、そのどれもがまた喜びや感動を沢山体験できるように

引き続き職人共々心をこめて頑張ります。

 

L’aiguilledo’r(レギュイドール)は5月21日にまる3周年を迎えまして、当店も4年めに突入いたしました。国内外からの沢山のお客様にご来店いただきまして、数え切れない難易度高きアイテムをお直し、リフォームさせて頂きました、沢山の方の笑顔に出逢えまして何よりもそれが励み!でもありパワーの源です。

当店にて直して、又はリメイクした服ばっかり着てしまう!依頼する前よりも素敵!スタイルが良く見える!こんな風に着たかったんです!!直せると思っていなかった!!

等など、感激のお言葉も多数頂きまして、更には文字を綴って下さり、その思いを改めて送って下さるお客様も多く、気がつけば頂きました感想も100を超えました。ピックアップの際に対面で感激の言葉や笑顔を毎回頂戴しておりながらも、尚、この文章でのメッセージというのは更に嬉しいものです。ご縁を頂きました全ての皆様にこの場を借りまして感謝申し上げます。

続きの熱いご依頼はまた続きでと思います。

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