Happy Wedding物語

皆様へ 暑中お見舞い申し上げます。

今年も湿気たっぷりの日本らしい夏が到来しました。気がつけば季節が変わっている!という事も多いこの頃。この夏はこの時期らしい季節もののご依頼と共に既に早く余裕を持って直しておきたい!というアウターのご依頼も引き続き頂いております。

例年よりも店内の室温も設定温度を下げないと暑くて、フィッティングも大変!特にアウターのご依頼のお客様には着ながらフィッティングいたしますので、更に室温低めにしながら(可能な限り快適にお過ごしいただけますように)皆様冬のイメージを膨らませながら頑張ってくださっております。

早めの準備に越したことはないですが、例年よりも更に早く悠々自適に秋冬を迎えようと思っていらっしゃるお客様は多くて、この夏は店内も季節感ゼロで暑苦しさはありつつも、熱い依頼と共に熱い(暑い)夏!がはじまっております。

そんな中春からご依頼がぐっと増えるウエディングドレス。特にこの数週間は週末ごとに拝見しておりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウエディングドレスといっても、本当に様々なスタイルが存在しており、昨今では新婦様自身がお好きなデザインをお求めになられて自分のサイズに調整される場合もあるし、海外のセミオーダーを利用して購入して調整、など其々。

御式の際に何着かのドレスをお召しになるのでひとつはロングで、後はミニ!でなど様式も御式のスタイル自体も其々個性があるようで、当店にご相談される内容もまた多種多様なドレスがやってまいります。

写真のお客様はなんと18世紀ごろのフランスのアンティークドレスのご依頼です。アンティークドレスなどは実際に拝見してみるまで心配なことが幾つかあるのですが、ぱっとみためには可愛らしくて素敵なドレス!でも、やはり時代を経ている関係もあり、レースの劣化、生地の耐久性など、実際に針をさせる状態か?など。

拝見して何とか無事にお直しが出来そう!でこちらは11月の御式に向けて進行していくことに。シミもなく、時代を経てこうしてヒトの手に渡ってきたドレス、何とも奇跡的なドレスのようで大切に完成させたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

やはりご依頼の多いのはベアトップ型のドレス。

胸元からウエスト、ドレスの重量によってもこれを長時間綺麗に着こなすためにはご自身のサイズに合わせていないと難しい。御式の合間に新婦さまがズリッとドレスを持ち上げるなんて訳には行かないですので、其々の身体に合わせて調整が必要!です。

その際ドレスのデザインも1点1点毎に違い、ドレスの重なり具合も異なりますので通常は裏方でレギュイドールを支える熟練の職人さんもウエディングの際には同席にして二人三脚のフィッティングを行います。(当職人さん、この夏もノンストップの忙しさ故、、もっと季節感ゼロの状態にちがいない、、いつも感謝)

 

 

ロングドレスの際にも躓くことなく歩ける長さに調整が必要ですが、そんな時御式の場所や形式によっても 好みも異なりますので(例えば写真のお客様はビーチウエディングを行うので靴は殆どフラットに近いものを履く、となると砂に埋もれる部分と固い台地を歩くときのシルエットがどちらも綺麗になったほうがよいはず、等など。

砂とドレスの長さで直に転倒!なんてことにならないように慎重に長さを拝見しました。

やはりウエディングドレスも洋服同様のバランスが整って更に輝きを増すものだと思いますので大切な1日を快適で誰よりも美しく過ごせるように、調整を施していきます。

 

 

こちらのお客様からの依頼は30年前にお母様が着たドレスのリメイク依頼。このように懐かしくて大切なものを(その当時のままでは到底着られないデザインだったり?サイズだったり?)を今の自分に合わせて大切に受け継ぐためにと作成しましたママレトロのご依頼でもあります。

このメニューは我ながら本当に作ってよかったと思っています。本当に皆様の物語も含めて家族の思い出になる場面も多いようです。

 

 

この度はピンクに花刺繍と甘さがあるドレスですので、現代に合わせて引き算をしながら、ご依頼主に合わせたドレスへとリメイクさせて頂きます。

このドレスを購入してくれたお祖母様もご健在だそうで、きっとこのドレス姿をみたらお喜びになるはず!

 

 

こちらのお客様も年代もののドレスをリメイク(こちらは完成後)されました。

元々あるドレスの雰囲気も何処かしらに残していくのは勿論ですが、お召しになる当人に似合うことも最大の目的ですので、思い出と共に更にドレスアップさせるというママレトロの内容。このリメイクは沢山の方にサプライズ効果もあるようで、完成するのが(私自身も)とっても楽しみな仕事でもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらも完成の際の御写真。

この日は当日お履きになる靴よりも低い靴でのピッックアップでしたが、靴を履き替えていただければ隙間なくぴったりのドレスに変身いたしました。

譲り受けてお召しになる際にも、やはりサイズが自分のものになってぴたりと合う瞬間にそれが本当にご本人のドレスとして輝きを増すようです。

様々な物語をもった其々のドレス、1着のドレスにつながる様々なしあわせの物語。

受け継がれてこんなにも誰もを幸せにしてしまうドレスは他にないように思います。

お預かりしてお話をお聞きしていると、当日の皆様の笑顔がみえるような気持ちがする場面も少なくありません。大切な1日が更にHappyな1日になるように進めてまいります。

 

ウエディンドレスのご予約に関しましては最低2ヶ月前のご予約をお願いしております。特に繁忙期に重なる場合にはタイトなスケジュールのご要望にはお応えできない場合もございますので予めご了承願います。

 

 

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