メリハリつけて大復活♪

 

本格的な秋に突入しました。

ご依頼のアイテムはコート、ダウンジャケット、が大半を占める中相談の多いワンピース!女性ならば一着もワンピースを持っていない!という方はもしかして、いないかもしれないアイテム。

一枚で出かけられるし、素材やシルエットによってはきちんと感も出て、お出かけに使えるからコーディネートを考えなくてもいいから好き♪なんてことも時々お聞きしたりして、、春夏秋冬に活躍のアイテムでもありますが、

相談内容で多いのは、

買ったときには気に入っていたけれどいざ着てみると、なんとなくいまいち!

素材や色は好きなのに、今ひとつ垢抜けない感じがする

それは着丈をカットしたら解消するのでしょうか?どうしたらよいのでしょうか?等など。

一枚で着ることができて、楽チンさも勿論ありますがそれゆえにシルエットが浮き彫りになるアイテムのひとつでもあり、このあたりを無視してしまうと素材、色が可愛い!好き!と思っても着てみると、、どこかしこかに??が出てくるようなことになります。

 

BEFORE

例えば着丈をカットしたイメージでフィティングしてみて激変する場合もあれば写真のようにあともう一声!という雰囲気の場合がありますが、その場合どこをどうしたらよいか?

例えば、こちらのお客様の例の場合、切り替えしが低いので長さもあって全てが下に下がって見えるため、何だか間延びしたような雰囲気になってしまい、シルエットが曖昧でした。

小柄なお客様の場合にはそれによってバランスがとりにくくなることも、お尻が下がっているように見えてしまうこともあったり・・あまり良い見え方ではないので、、このあたり全部解消したい!せっかくならばいまいちからお気に入りになってもらえるように。の願いをこめて・・

 

BEFORE

元々の切り替えしは少しカーブも曲がっていたのでウエストラインを切り上げるように上げることにして、ウエストもメリハリをつけて細くしました。

ウエストからスカート丈を7cmくらいカットして裾のレースの切りぱなしはそのままキープ。

そのことによってウエストはすっきりしたままにこのワンピースのフレア感をもっと楽しめるように。さて、そんなこんなを駆使してできあがりはこんな風に。

 

元々の素材のレース感は活かして、ウエストを切り上げたことで背が高く見えたり、足が長く見えたり、数センチの差は見た目の大きな差に繋がります。

ご本人もこれなら絶対着ます♪ととっても喜んでくださいました。嬉。

カーデガンやジャケットに合わせてもブーツに合わせても使っていただけそうで

前よりもずっとずっと愛されそうなこのワンピース!

これぞみんなHAPPY♪

コート、コート、コート。

台風が過ぎ去った後はぐぐっと寒さが増して、秋本番という空気を感じます。

暑い暑い夏の終わりごろから、早めの冬支度をされる準備万端なお客様も案外多くて私たちのほうが驚くことがありましたが、

やっぱり日に日に増えるご依頼率ナンバーワンはコート!コートといっても幅広く、

完全なる職人技の光るハイブランドから、カジュアルに定番として長く愛用したいもの、譲り受けた素材のよいコートだったり、あるいは、サイズは大きいと分かっていたけれど一目ぼれで購入したというコートや、Burberryなど、トレンチコートだったり、さまざま。

 

一枚仕立てのコートだったり、ウールだったり、色や素材が気に入っているものの

やはり皆さん、”なんとなく長い”、”なんとなく肩が大きい”、”なんとなく着ていて落ち着かない”などサイズが合わないことにより、ちょっと気になることがあることでしばらく着ていらっしゃらない様子。

時には「10年前には全くそんなことすら気にならずに着ていたはずなのに、今着てみるとどうにもしっくり来ない!!」

この肩パットがっちりのコート、どうにかできるのかしら?

いい生地だけど、一度しか着ていない、全体的にワンサイズ大きいのだけれど・・もっと気軽に着られるようにしたい、、

などなど。

一度気になったらなかなかそこから目が離せなくなるのも事実。。着るたびにその部分が気になるようになるもの。

お一人お一人に合わせて、どこがどんな風に気に入らないのか?どうしたら解消できて愛用していただけるのか、丁寧に拝見させていただいております。せっかくならば前より着易くて好きになった♪と思っていただければ尚嬉しいこと。

 

 

例えばこちらのお客様はお母様が30年前に気に入られて購入したコートをリメイク。30年の時を越えて、感じられる変化は肩のラインだったり、身巾や腕巾だったり、そのほんの少しを調整するだけでも、雰囲気ががらりと変わることも多々。

 

 

こちらのお客様の場合には、全体的にサイズはあっているものの、ところどころが浮いていたり、なんとなく長さがカジュアルなときには着にくい!という悩み。

もっと幅広く気軽に着こなしたい!というご希望に応えてより体に合わせて調整していきます。

ONでもOFFでも着られるようなコートにします。

 

 

 

こちらのお客様はお母様が着られていたセリーヌのコートを譲り受けて、ご自身のサイズに直して欲しいという依頼。

大々的にサイズダウン。2サイズは大きかったので、着丈、空き具合、袖、肩、ベルト巾含めてほぼ全部?といえる部分のお直し(ほぼリメイク)を行います。あまりにも大掛かりな場合には仮縫いを入れて最終確認を行います。(写真は仮縫いの様子)

 

 

 

其々の方のお気に入りのコートいや、きっと購入時はお気に入りだったはず?のコート、

しばらくお気に入りから外れてしまったものでも、また気に入っていただけるように新たなシルエットを+してまたお気に入りに復活していただけるように心をこめて

一枚一枚対応させて頂きます。

新たな変身を楽しみにお待ちくださいませ。

※連日コートのお預かりをさせて頂きますが、寒い冬に着られるように最大の努力はいたしますが、全てエントリー順の対応となりますのでご了承くださいませ。

 

 

 

 

ココシャネルのジャケット

誰にでも大切な一枚があるはず。

その大切な一枚が受け継がれて、更に世代を越えて大事にされていくことは、その時代に愛用した主の物語も一緒に、また新しい時代の主へのパスが行われるような気がします。

大事な家族から譲りうける場合もあれば、これまで依頼を受けてきたものの中には義理のお祖母さまだったり、そのパスは色々なところからご縁をもってもたらされるよう。人も洋服ともご縁で結びつくような気がして、様々なストーリーを持ちながら、

新しい主の元へやってきたそれ等のもの。

本当にたくさんのご依頼をいただきますが、やはり新しい主はその物語をちゃんと引き継いで更に大切にしようと思っていらっしゃる方ばかり。いくらでも買い替え可能な時代であるからこそ、受け継ぐくらい大事な服、そうしたいくらいの服というのは素敵。

その思いに応えたいなといつも思います。

今回の依頼はお母様からのCHANELジャケット。お聞きすれば40年前のココシャネルデザインのもので、幾度かお召しになっていたそうですが、このたび、お嬢様が一緒に着たい!との依頼を受けて、兼用できるようによりコンパクトにお直しして欲しいとの依頼。

本格的なヴィンテージでもあり、「適当なお店には出せないのでしっかり吟味して探しました」とご依頼頂きました。そのようなお言葉を度々いただけます事も、ありがたいことです。

40年経過しているものだとは思えないしっかりとしたシルエットは勿論、しし座の女シャネルが大好きで、好んで使っていたといわれるしし座のボタンもとてもよい感じでヴィンテージのよさを出しています。今回コンパクトにCHANELのように、両腕にバングルをつけて着用したい!!との依頼も含めて、袖丈も短めにします。

裾まくれ防止と背中のシルエットが美しくみえるための裾のチェーンも珍しいゴールドでした。

親子3代で大切にされるジャケット、それだけでも素敵。40年という時代を経ても尚、多少の毛羽立ちは(当たり前かと思います)あっても、シルエットは美しいままでした。

CHANELのお直しのお問い合わせも多数いただきますが、特にこのヴィンテージの場合、お直しの際にも簡単にパターンを壊すことが出来ないような仕掛けがあり、この状態で着て!といわんばかりのさすがCHANELというような見えない細部に自信が みなぎっているのも特徴。

だからこそ、シャネルのお直しは誰もができないのだな~と納得いたします。

 

受け継がれる大切なものを、新しい主の気に入るように、サイズに合わせて、再生させて

また新しい時代を重ねてお洒落物語をつむいでいけるように今回も素敵に変身させていただきます!当店のママレトロメニューは私自身が思っていたよりも必要なメニューだったようで

改めて作成してよかったなと思います。といいますのも、こうして洋服を通してお聞きする其々の物語はとても素敵なものがたくさんあり、家族の思い出にもほんの少しでも貢献できているなんて何だか嬉しいことです。

また新しい物語も楽しみ。

そしてシャネルのパワーもまた圧倒的で、女性を魅了し続けているといっても過言でなく。笑。

 

 

早めの冬支度。

暑い夏が過ぎ去る途中から、秋冬もののご依頼を沢山いただいております。どんなに体感が暑くても、街のショーウィンドウもニット素材に変わり、長袖に変化しながら、少しずつ秋の気配を感じて、9月位にはちょっとずつコートや、ダウン、ジャケットなどの依頼が増えてくる頃かな~なんて

のんびり考えておりましたら、8月後半からの(お客様のほうが断然に早い)冬支度!

怒涛の9月でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

8月終わりから完全にスイッチは切り替わり、ご依頼の内容は多々ありますが、その中でもダウンのお直し!!も、10月はじめ現在で、もう何件め?というくらいに続々とお預かりしています、その中のいくつかの例を。

アウターといえども、ご依頼のお客様の依頼に応えるべく、日々対応させて頂いておりますが、ご依頼の内容もさまざま。

こちらのお客様のご依頼はジュンヤワタナベ×ノースフェースのリバーシブルダウンのサイズダウン、肩幅と腕幅、脇を調整しています。お預かりの際に「こんな風にしたい!」とお気に入りのモンクレールのダウンをお持ちくださり、フィッティングの場面でも近いサイズ感になるだろうな~と思っておりましたが、いざ完成して着てみていただきましたら?

「思い通りのサイズになって嬉しい!!!」のお声を頂きました。

何度も鏡をご覧頂きまして、とっても喜んでいただけたようで何よりです。

Before→Afterをご覧頂いても、すっきりとしている印象です。今回のダウンはパーツが色々と凝っていたこともあり、直せる限界もありましたが、どのバランスを壊すことなく綺麗に仕上げることが出来ました。

こちらのお客様は小柄でとても華奢なお客様。

しばらくこの状態で着られておりましたが、”やっぱり気になる全体的な大きさ”を肩や脇も元々のラインを活かしつつも、お客様のバランスに合わせてかなり身幅など詰めています。

このような場合、お客様の日ごろのコーディネートなどもお聞きして、総合的にバランスを決めます。どのアイテムもそうですが、直して更によくなる!位でなければの思いで毎回フィッティングしております・・

出来上がりは「わ~やっぱり直してよかったです!!全然違う!」とのこと。

出来上がりの際に皆様のこの笑顔!私も嬉しい一こまです。

 

サイズダウンだったり、時には長年愛用していたものがファスナーが壊れてしまったので直したい!などのファスナー交換の依頼もあれば、

 

 

 

又はファスナーが途中で生地から外れており、破けてしまっているので直したい!など多種多様なご依頼があります。

その際の素材感も色々。ダウン素材にレザーがミックスされていることもあれば、コーデュロイ素材がミックスされていたり、其々のお客様のこだわりも感じられます。

今年の冬はとっても寒くなるらしい??

というお話もちらほらお聞きしますので、この早い準備、賢い選択だと思います。一番着ていたい時期にお直し依頼も加速するのですが、こうして事前の準備をされるお客様も多くて、皆さんの先を見越した動き、感動的です。

まずはダウンのエントリーをしてみましたが、このダウンを見てもすっかり暑い~と思わないくらいに秋めいていきました。

すっかり繁忙期を迎えておりますが、皆様の秋冬のお洒落の+になれるように、アウターも自分サイズで素敵に着こなせるように出来る限りの対応ができればと思います。

つづく。