こんな風に着たかったんです!

コートのご依頼は想像を超えるほどの量ですが、その中でも

「何年も眠らせておいたけれどデザインが変われば素材は(とても上質なものも多く)よいので何とかなったら嬉しい!」というような熟成コートがかなりの数を占める中、

今年は合間、あいまにご依頼のあるダッフルコート!

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ダッフルコート自体が男性でも女性でも、お子さんでも着られるもの。

其々の着こなし方で着る、定番コートとともいえるコートのひとつ。

とはいえ、そのダッフルコートも時代によってはゆとりのある雰囲気で着こなすときもあったり、(バブル??)タイトにニットを着こなすような感覚で着るサイズ感のものも最近では多くて、個々のスタイルや、ワードローブに合わせて、好みも色々。

着こなしのこだわりも其々にあるもの。

 

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こちらはお直し出来上がりの際の一枚。

このお客様は紺色が大好きで、このコートは譲り受けたものなのだそうですが、お直し前には横幅が張り出しているような形がどうにも気になる!!すっきりと着こなしたいんです。

というご要望でした。

ものすごく張り感のあるウールで固い生地だったことも横張りが更に強調される要因でもありましたが、脇部分を調整してカットしました。

「そうそうそう!!!こんな風に着たかったんです、よく通じてくれましたね!凄い嬉しい~」

と想像通りの出来上がりにご満悦の様子を記念に。

 

 

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こちらも出来上がりを着ていただきました際の様子。

「わ~嬉しい!!全然野暮ったくなくなりました!!」

毎回皆様きてみていただく際に、笑顔になって「嬉しい!!」といってくださるのがとても嬉しいです。この言葉が聞けたら、きっと間違いなく、今までよりもご愛用いただけるに違いないし、どんどん着てもらえると確信できるので。洋服もまた幸せに慣れそう。

こちらは思い出のPコート!ダッフルコートと共にお預かりしたのですが、一緒に完成しましたので着てみていただきました。

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こちらは肩巾も脇も、袖巾も調整しております。

この笑顔がいただけましたら、きっとこちらもご愛用いただけそうです。だってこのコートはとっても思い出の物。お母様がずっとしまっていたという学生時代のものだそう。

そんな時代を経てきたはずですが丈夫なつくりは健在。

 

フィッティングの際にも、お一人お一人の方がどんな風に着こなしたいか?をお聞きするのは勿論ですが、よりそのコートが引きたち、更にはもっとお似合いになるように

と、一枚一枚心をこめて。またこの笑顔にあえるのも楽しみに。

まだまだ沢山の事例がございますが激務にてまた合間をみてご紹介できればと思います。

 

 

 

仲良しご夫婦が続々・・

週末ごとにテーマが決まっているかのようにお客様が重なる日があります。

先日のある週末にはopenから4組のご予約のお客様全員がご夫婦という1日がありました。しかも、どのカップルも仲良しで、お互いにこうなったら素敵!とお直しの箇所についてもアドバイスし合っていたり、奥様もだんな様もお互いに一番相手を理解しているというように的確な意見をし合っているほほえましい場面も多々。

その中のお二人でもあるMさんご夫妻。

奥様のニットワンピースを2点、カシクールワンピースを1点。なんとなくシルエットの曖昧なニットワンピースにメリハリがでるようにウエストランから自然にライン調整をしました。

ご主人のジャケットとパンツをお直しいたしました。15キロ近くダイエットされて大分ブカブカになってしまったというジャケットは肩、腕巾、パンツのウエスト、など数箇所を調整しました。

ご来店時も仲良くお二人でご来店いただきましたが、

勿論ピックアップにいらしたときにもお二人で!

着替えも一緒に使われるという仲のよさ、出来上がりはこんな風に。

お二人ともにとっても喜んでいただけて何よりです。

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ぜんぜん違う雰囲気になって嬉しい!!とこの笑顔なら今後ご愛用いただけそうです。

 

お次のお客様もとっても仲良しのご夫妻。

依頼されたアイテムもお二人ともにトレンチコートでした。

少し前に購入されてその当時にはさほど気にせず着ていた其々も、あえて休日にデニムにあわせてきてみようと思ったら大きすぎて様にならない。。

奥様のトレンチコートも、なんとなく気軽に着こなしにくく、あまり出番がないのでもっともっと気楽に着こなしたいという全体的なサイズダウンの依頼でした。

 

10年ほど前の其々というと、やはり腕巾も太めで、ラグランの肩も大きくて下に何を着ていても重ねて着られるのでは?と思えるほどに大きな肩でしたが、

こちらのご主人様もやっぱりかなりお痩せになられたこともあってそのままでは着ることが難しそうでした。肩のラインも調整して肩幅も調整し、お二人ともに長さの調整をさせていただき、

奥様の場合にはベルト位置も上げてバランスをより綺麗にとれるようにしました。

 

ヒールなどは合わせずに、スニーカーで着ることがほとんどだということもあって、バランスがきりあがって更にスタイルよく見えるように。

そんな思いをこめて出来上がりましたお二人の様子はこんな風に。

”さすがにお揃いで着て帰るのは恥ずかしい”とのことでしたが記念に一枚。笑。

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今回もとってもとっても喜んでいただけて嬉しく思います。

それにしても、仲良し♪

誰にでもある思い出の品々。数年放置されていたものがまたエネルギーを注がれて愛用していただけるのは本当に嬉しいことです。

こうして皆様の笑顔に会えますこと、更に嬉しい一こまです。

さてさてアウターのご依頼は続々ですが、順じて対応させていただきます。