ご依頼殺到、ダッフルコート!

 

これは何着めの完成コートだろうか?

と、、数えきれないほどですが、今回も無事に蘇りました!
男女共に愛用者の多いダッフルコート、トレンチもまけず劣らずですが、こちらのダッフルコートのご依頼も結構なもの。

元々は北欧猟師の仕事着として発祥し、
イギリス海軍のフード付きの防寒着として広く使用され、戦争後、その余剰在庫が市場に
出回ったことが一般化の理由といわれているのですが

そんな理由からか、手袋をしたまま左右両方から止められることでボタンよりも
簡単に着脱できるなど機能も楽チンなことに加えて、
何しろ丈夫で暖かい!そんな簡単に切れたり、破けたりしない丈夫で長持ちコート!

気軽に着られるカジュアルなコートとしても、定番ともいえるもの。

ですが、やはり時代を経て10年、15年経って
袖を通してみたら、どこかしこかおかしい!!
「何でこんなに大きなサイズを自分は購入していたんだ??」という今回のご依頼主Tさん。

この言葉、今回が初めてお聞きするのではなく、
本当に日々沢山の方から(男女共に)お聞きするワードでもあります。

購入時の15年ほど前というのは、今より断然にゆとりのサイズ感でコートを着ている方が
実際に多かったし、
それが何かおかしいことではなかったということもあり、やはり定番とはいえども
時代が変化して、気分が変化して、
自身の好みも変化してくれば、様々な変化が伴う。

 

定番といわれるあれこれも、時代背景に添ってシルエットやラインもその都度変化している。
何が合わなくなるのかといえば、ソレはもしかして時代?になのかもしれません。

今回、そんな訳で
「捨てようとも思ったし、売ってしまおうとも思ったけれど何だか踏ん切りがつかなくて
手放せなかった!!」

という15年前からのご縁あるダッフル、また1つ復活しました。


「カジュアルにしか着れないかな~と思っていたけれど、
これならば、スーツの上でも着れそう!会社にも着ていけそうです
来週からスタメン出場間違いなし!!」
とのこと。

今回も想像以上の出来上がりと喜んでいただけて何よりです。
10年間眠っていたものを起こすには、このコートならではの大変さは沢山あり、
職人さん泣かせなコートではあるものの、こうしてまた喜んでくださったことが

私も職人さんたちにも大きな励みなっているのも事実です。

早速着ていただけているようで何より。

 

※先日の繁忙期は続くのエントリーの際にも記載させて頂きましたが、未だ繁忙期第二弾ともいえるご依頼殺到につきまして、急ぎの対応はいたしかねます。お預かりから1.2ヶ月程かかる可能性があります(内容によって素材によってはもっと?もあり得ます)ただし、皆様の思い出の品々を一着一着丁寧に仕上げてまいりたいと思いますので、ご理解ご協力をお願い致します。

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