『 10年着ていないコート、より万能コートとして復活させたい 』
イギリスからご依頼いただいたカシミヤのダブルスタイルのロングコート。
時代を感じる襟裳と胸元の開き具合と、かちっとした大きな襟がさりげなさを失わせている様でしたので、フォーマル以外にも使えるように肩周りの調整、襟元を縮小した後、マックスマーラの特徴ともいえるステッチを手縫いで入れ直しています(写真5番)。この度襟の開き具合を気にされておりましたが、ボタンホールを作成して襟元の開きバランスも調整しました(写真3番)。
『 このままじゃゴージャスすぎて着こなせない!! 』
お母様から譲り受けたというミンク付カシミヤコート。ボリューム感のあるミンクに加えてロングの着丈が日常使いが難しそう。より気負わずに着こなしていただける様にエレガントなカジュアルを目指したイメージの提案を差し上げました。全体のシルエットバランスを調整してスッキリした印象に完成しています。
『 うまく着こなせない、101801 MAX MARA アイコンコート。』
ラグランスリーブのオーバーシルエットに着物のようなスリーブデザインのクラシックなコート。クラシック回帰に伴うように懐かしさと新しさを踏まえて再登場依頼人気の高さもうかがえる程ご相談が多くございます。自身にあったバランスで丁度良い加減というのが作れないとなんとなくぼてっとした印象でうまく着こなせない、やはり肩パットは苦手など様々なご相談を頂いております。元々ラグランスリーブの場合に出てくる丸みのシルエットとご自身との身体と服との余白分量が成り立ってこそこの在りそうでない中性的なシルエットが活かされると思います。あまりにも一部が目立ちすぎたり、ボリュームが出すぎた印象ではなく、さりげなく楽しんで着られるようなコートになさりたいとの要望を叶えるべく、肩の高さ、腕の幅、身頃のバランスを合わせて調整しております。雰囲気はそのままなのに信じられない位着やすくなったとのご報告をいただいております。
『 脱、着ぐるみ感、これなら大人がいつまでも楽しみながら着られそう!!』
購入して手元に到着してみたものの羽織って着てみると想像以上の大きさに自分自身も驚いてしまった。数年で着なくなるにはそれほど安価ではないし、このままなら着ないまま手放しそう・・だとどうしたらよいのかとご相談を頂戴しました。実際の同様の相談は多くビックシルエットなうえに素材の起毛も手伝ってより大きさやふんわりした肉厚感が特徴でもあるコートなので、その楽しさを活かしながらももっと着やすい、合わせやすいをイメージしてバランスを調整させていただきました。この度肩、腕、身頃、着丈、袖丈、襟空きの調整と全体をサイズ調整しております。同じデザインでもぐっと印象が変わったことで依頼主様は『これならいつまでも楽しんで着られそうです♡』と笑顔になっておられました。
『 ダボつきが野暮ったく古くさいイメージを洗練させたい 』
全体的なラインがぼやけているように感じられ、襟も大きくダブルのデザインが横に広がりを強化しているようでしたので、肩周り、腕、襟もバランス調整しながら、スッキリと洗練されたシルエットを再生。
特徴のステッチは後から手縫いにて施しています(写真4番)。
『 ロングのまま、すっきりと着こなせるコートにしたい! 』
カシミヤロングのコート、長身の依頼主様ならばバランスを取ることでとても素敵に着こなせそうな印象を受けましたので、お体に合わせて流れるようなイメージで余分な分量を調整しています。脇下に三角マチの入ったラグランの大きな袖巾(写真5番)は3ヵ所からバランス調整を行いすっきり感を再生。
ロングのままお召しになっていただいてもだぼつきがなく流れるようなコートになりました。
『 うまく着こなせずにクローゼットに眠らせていました 』
ボタンもベルトもないガウンスタイルのカシミヤコートでしたが、そのままでは防寒の意味でも着難く、合わせ難いのでは?と思いましたので、より幅広くさまざまなイメージで着こなせるようにボタンホールを作成し(写真8番)、ベルトも作成して(写真7番)2WAYで着られるようにアレンジしています。もう1つボタンをみせてベルト使用も可能です。ボタンもイメージに合わせて選びました。
『 なんかもっさりして野暮ったくなってしまう 』
イギリス在中のM様、15年程前に購入したままあまり着ることなくしまっていたそう。全体的なバランスをとる事で寒さの厳しいヨーロッパでのロングコートは活躍まちがいなし!と思われましたので、腕周りのもたつきをすっきりとさせて再生しています。見違える程、洗練された雰囲気に出来上がりました。
『 形は古い!何かが野暮ったい、でも捨てられなくて… 』
全体を拝見して、襟の大きさ(写真2番)(襟が立てられないという悩みもお聞きして) 含めてシルエットが横広がりなのも気になり、よりパンツスタイルやビジネスシーンにもさまざまなアイテムとも合わせやすいように、まっすぐのシルエットを再生しています(写真4番)。加えて肩、腕も含めてだぼつきをなくし着丈のバランスも調整。
『 なんかバランス悪い!太ったの?と言われて着られない 』
リバーシブル仕立てのコートワンピース。コートとして着るには少しタイトなデザインであり、このまま着るにはシルエットが曖昧で太ってみえる&バランスがとれない!という悩みをお聞きした際、メリハリをつけてワンピースでお召しになれて時にはコートとしても活躍していただいた方が良いのでは?とアドバイス差し上げ、より女性らしくラインが美しく出る様にメリハリをつけました。
全方位からご覧いただいても美しいシルエットが出来上がりました。
『 社会人になって初めて購入した大切なコートなんです 』
思い出のあるコートでしたがダブルで着丈も長くサイズも大きくこのままでは着られない。でもこれからも大切に愛用したいという思いに応えるべく、シングルスタイルのコートへとイメージチェンジ。大きな襟も小さくして襟を立てても着用可能。着丈もすっきりとしたチェスターコートとして生まれ変わりました。
『 もっさりと時代を感じるこのコート。色と素材は気に入っているの 』
ビックシルエットのコートが流行の気配をみせている昨今、大きいだけではなかなかバランスがとり難いもの。Beforeの時には全体的に重心がとても下がり重くみえたコートを、洗練されたゆとりのシルエットを作ることで、今から堂々と着こなしていただけるシルエットのコートとして再生。
『 ずるずる長くて大きく過ぎる!
でも捨てられない、もっと愛用できるものにしたい・・ 』
一見、フード付きのカジュアルな印象もあるものの、
長さや全体のバランスがたっぷりしていて日常に気軽に使うには様々な意味合で難しそう。とはいえ、暖かさや色合は大変気に入っておりそのまま手放すには惜しいコートを日常の上質なカジュアルコート
としてご利用頂ける様に思い切ってハーフ丈へ!
全体のバランスも縮小し、ベルトを利用してもしなくとも気軽に使える利用幅の多いコートへと仕立て直し。
いつものコーディネートにこれならすんなりと溶け込む様に大変身!
『 20年前のコート、今からずっと愛用できるものへ生まれ変わらせたい 』
ダブルでロングでボリュームがあり濃い目の色合い。
見た目通りのボリュームが出てしまいほどんど手を通さなくなってから数十年。
色は気に入っているものの、このままではどうしようもない。
着ないままにするには大変惜しいコートになりそうで、素材感、差し色の効く色合を活かしつつ
全体のバランスのとれた利用範囲の広いコートへの再生を提案。
マニッシュな雰囲気と女性らしさを両方叶えるコートとして生まれ変わりました。
クラシックでありながら、着こなしによってはイメージの変わるコートとして愛用頂ける様に
お目にかかった際のお話や拝見したイメージにより仕上げております。
『 全てを同じサイズで色違いで仕立ててほしい!! 』
3枚共に一枚仕立てのカシミヤ素材。以前に同モデルのコートをお直しさせていただきまして気に入って頂けました処、この度其々サイズの異なる同モデル同仕様のコートを3着同時に(ベージュ、グレー、ブラウン)ご依頼頂きました。
余りにも最初の一枚が気に入り色違全てを同じサイズ感で着こなしたいとのことで、肩巾、身巾、着丈、腕巾、等全てオールハンドにて徹底したイメージサイズに合わせて仕上げております。
『 素材を楽しみながらコーディネートも色々合わせて活躍しそう!!』
【オーバーシルエット編】
思い切って購入されたテディベアコート、手元に届いた際に驚いたのはそのサイズ感。
想像よりもすべてが大きく肩、腕巾、襟、襟の深さ、身頃、どこをとっても大きくて”このままでは着こなす自信がない”(多くのお客様より同様のご相談を頂戴しております)という事で購入した矢先のご相談でした。華奢な御依頼主様にはどうしても分量過多に見える事で楽しんで着て頂くという雰囲気ではなかった為この度全体的な調整をさせて頂きました(肩巾、腕巾、身頃、襟の空き具合も狭める(寒さもより防げる)上質なファーと遊び心のあるデザイン両方を楽しみながらコーディネートも限定されないコートバランスになり大変お喜び頂くことが出来ました。
『 上質素材をもっとさりげなくシックなカジュアルスタイルで着こなしたい!』
新規購入されたキャメルヘアの高価なコートですが、かなり華奢なご依頼主様にとっては一番小さいサイズを購入しているもののなんとなくバランスが合っていないよう思われ、何処かしっくりこないというご相談でした。日常にさりげなく使える様にフラットシューズなどに合わせて颯爽と着こなせる様にしたいとのこと。この度全体バランスを拝見してショール部位と帽子の部分の分量調整をさせて頂いております。分量が多すぎてもバランスは伴わず、体型やその方の印象とも合わせて細すぎてもなんだかさみしく見えてしまう等この場合の分量感はご依頼主様との相性も兼ねて拝見しております。”こんな雰囲気で着たい”というイメージ通りに仕上がった様で大変お喜び頂けました。大人の上質カジュアルとして日常にも気兼ねなくお使いいただけそうで何よりです。
『 不思議!!何の違和感もなくさりげなく着られる様になった!!』
【オーバーシルエット編】
ダブルブレストのオーバーサイズのゆとりあるシルエットがポイントの(101801アイコンコート)
とはいえ自分の求めるバランスとは違和感がある位大きく感じられ、しっくりこない為このままでは着ることがなくなりそうだとご相談頂きました。色も素敵で長身の依頼主様にはバランスが伴えば颯爽と着こなしていただけると思いました。
ゆとり(体との余白)があり過ぎない、気負う事なく自然に様々なコーディネートに合わせやすく近年だけでなく長く愛用できるようなコートになるようにこの度腕、身頃、袖等 分量、シルエット調整をさせて頂きました。見違える程着やすくなったとのこお声を頂戴しております。
『 ファーのボリュームがありすぎて日常使いできない!! 』
海外にてトルソーに飾られていたこのコートに一目ぼれして購入されたという大切な思い出もあるコート。
ただし、ゴージャスな毛皮分量が日本で着こなそうと思うと分量がどうしても多く存在感があるためほんの数える程しか使えずに困っているとの事。この度全体的な雰囲気はそのままに部分的なサイズ変更と毛皮部分の分量を調整しております。
減らしたファーは(それでも結構なボリューム感があるためほかのアイテムでもアレンジできるようにマフラー、カフスへとアレンジさせていただいております)仮縫いに同席して下さったご子息ももふもふした毛皮がお気に入りの様子でした。デザインバランスが伴い、これくらいならば今年は着られそう!と大変ご満足いただけました。