玉岡さま、お直しの際はお世話になりました。演奏会、無事終えました。
今回の演奏会は『FTVジュニアオーケストラ』との共演で、第一部の『カルメン』のオペラ・アリア演奏で、赤いバラのコサージュを着けて、今回お直ししていただいたドレスを着用させて頂きました。
(第二部のベートーヴェン『第九』でも着たかったのですが、隣で歌うソプラノの方が第一部とドレスを変えて「濃い赤色」をご着用とのこと…それに合わせ、私もドレスを変えざるを得ず…。)
『カルメン』演奏時、ドレスは本当に動きやすく、歌いやすく!!
歌の師匠が演技をつけてくれたので、腕を組んだり、両腕を大きく広げたり、上体をひねったり、指揮者の右から左へ、色っぽく歩いて移動したり…。
ウエストの詰め、肩の上げかた、玉岡さんのお見立て以外では、あんなに自由には動けませんでした。
特に驚いたのは、丈が本当にピッタリだったことです。
実際のオペラとなれば、そのためだけに衣装を作りますから、当然歌い手の演技に対応します。
しかし、たいていの「演奏会用」ドレスは、演技に対応しません。
玉岡さんのお直しのおかげで、息も足さばきも、何一つ問題が無かったのです。
私の場合、演奏会は、終わってから煩悩に苦しみます。そんな時ハンガーにかかっている、私を助けてくれた青いドレスを見て、同郷でいながらご自身の力で道を切り拓いてこられた玉岡さんに思いを馳せて、自分に渇を入れています。
この度は本当にありがとうございました。
またいくつかのドレスを持参して伺いたいと思います。