事の起こりから、10年ほど前にスキーや子供のサッカー観戦時に着て依頼、着てなかったダウン ジャケットを引っ張り出し、久しぶりに着てみると、家族からは、でかすぎる。スタイルが今いち。一緒には歩けない。等 批難轟轟でした。あの時はとっても気に入っていた物なのに。
それならと、ネットで検索してレギュイドールさんにお願いすることにしました。
ついでに、父が使っていた皮のジャケットも大きすぎるとの理由でずーっと箱の 中に入って居るのを思い出しこれも持っていくことにしました。
50年ぐらい前の物で30年は、閉まってあったやつです。
持っていくと、ファションセンスのない私が伝えた「小さくしたいのです。」「今風にしたのです。」の言葉からあれやこれや会話は弾み、幾つかの洗濯ばさみで摘まんでくれました。
この時に、どう小さくしたいのか、今風ってどう捉えているのかを探っていたんでしょうね。
受け取りの日、着てみるとクリップでの採寸だったのに、幅も丈も寸法はばっちり。
鏡に映してみるとダウンジャケットは、市中で見かけるそれとは違い「今風」、皮のジャケットは、半世紀の経過をものとせずに正に甦ったって感じでどこへでも着ていける出来栄えでした。
さり気なく、着ていく場もアドバイス下さりました。
その時の印象で、お伝えした玉岡さんの才能は、私のような曖昧な注文をクリップで挟みながらの会話から具現化し、それを正しく職人さんへの指示して、仕上げて頂ける才能に感服する次第でした。